健康保険、医療費について 

★ 健康保険は社会保障です。日本国憲法第25条には(1)すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(2)国は社会福祉、社会保障および公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない、と規定されています。日本は戦後上記の理念の下で、「国民皆保険制度」と言って基本的には全ての方が何らかの健康保険に入っています。
 健康保険の種類は・・・
(1) 会社員とその家族が対象の社会保険・健康保険(医療費の3割を自己負担)          
(2) 自営業や無職の方などが加入する国民健康保険(医療費の3割を自己負担)
(3) 生活困窮者の方で生活保護受給者の方は全額が生活保護から医療費が支払われます
★ 以上の3つに大別されていましたが、この4月からは75歳以上の方(身体障害者手帳をお持ちの方などの65歳以上の方も該当)は強制的に、『後期高齢者医療制度』に組み込まれてしまいました。
 70歳以上の方は高齢者と言われます。70歳〜75歳の方は前期高齢者と言われ、1割負担(「現役並みの所得がある方は3割)を窓口で支払います。平成21年4月からは2割負担になります。また、75歳の誕生日を迎えられると後期高齢者と呼ばれ、それまでの社会保険や国民健康保険を脱退させられてまったく別の保険になります。窓口負担は1割ですが、保険料が年金から天引きされます。”姥捨てやま”と批判が高まっています。現在、民医連では、白紙・撤回の運動を進めています。
★ その他に乳幼児医療や母子医療といった公費での補助制度もあります
★ 京都民医連あすかい診療所歯科では、当法人の規定に沿って『公益減免』という制度を活用して、生活保護基準の
  150%以下の収入状況の方に関しまして、健康保険診療費一部負担金の半額または全額を免除させていただいて
  います。まずはお気軽にご相談下さい。