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『歯周病』とは、歯の周りの組織に起こる病気で、かっては「歯槽膿漏」と呼ばれていたものです。この病気は糖尿病や高血圧といった成人病と似ていて静かに進む病気と言われ、痛みもなく、知らず知らずに進んでいく病気です。現在歯を失う原因の約半分が歯周病です。この数は虫歯で歯を失う割合よりも多くを示しており、深刻な事態といえます。 |
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@初期
歯肉の縁に発赤や腫れが起こっている状態。
歯と歯肉の溝(歯周ポケット)がない状態。
この状態ならきちんと手入れをすることにより元の正常な歯肉に戻ります。
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A早期
歯肉の縁にやや強い炎症が起こっている状態で歯周ポケットも形成されている。歯ブラシ等で出血するようになる。痛み等の症状はほとんどない状態。
まだ手入れ次第で進行をとめることができます。
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B確立期
炎症がさらにひどくなり、広がった状態。
完全に歯周ポケットができている。歯肉からの出血や口臭などの症状が強くなってくる。
治療も難しくなってきます。
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C発展期
病変が歯肉から菌を支えている膜や骨まで破壊し始めている。歯周ポケットが深くなり口臭もひどくなり、歯の動揺が強く抜歯の可能性もあります。
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歯周病の治療は、様々な症状に合わせた適切な方法が必要となってきます。歯ブラシで治せるものから手術が必要となるものまで…。
いずれにしても歯周病の治療には、根気と時間が必要となります。
歯周病にならない、負けない、克服することは、基本的な手入れの方法を知って実行することが大切!!また定期的に検査を受けて早期発見、早期治療が出来るようにすることが大切です。 |
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