| 京都民医連小児科医療宣言 |
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| 一、 |
私たちは、子どもに対する人権侵害、虐待を許さず社会保障としての小児科医療の実践と充実をめざし、「子どもが主人公」の医療を展開していきます。 |
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今、まさに社会情勢は病んでいる状況であり、子どもたちを守るためには、子どもたちが暮らし易い社会を作る必要があり、このために様々な人たちと共同して行く必要があります。民医連はこれまで一貫して戦争反対の立場を貫いてきました。また、社会福祉の充実の為の闘いを行ってきました。今後ますます我々の姿勢が重要となってきます。 |
| 一、 |
私たちは、子どもが持つ自然治癒力に依拠し、確実な診断のもとに不要な投薬、検査、入院を行わないことにより、子どもの自己決定権と尊厳を守る医療を貫きます。 |
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これが我々の小児科診療における基本です。診断が確実でない、あるいは親の不安に応じきれないといったことで検査漬け、入院漬けといった医療が横行しています。京都民医連小児科の外来数と入院患者数を考えると、この数字は、一般的な総合病院と比較すると外来患者数で約2倍、入院患者数では5分の1以下となります。一般的な診察を十分に行い、特に問診を丁寧にとることで診断を確実に行えば、大半の小児疾患が外来で治療可能となり、このことに我々が気付き実践してきた成果と言えます。 |
| 一、 |
私たちは、子ども本人と家族への説明と同意の上で、十分な疾患理解とともに家庭看護あるいは療養が行えるよう、親切でていねいな援助を行います。 |
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これは医療の主体が誰なのかという問題につきます。これまで日本の医療界はいわゆる父権主義で「医療者が患者に医療を施す」といった形態でした。しかし、我々の目指す医療は本人とその介護者に十分な医療知識を提供しその人々の医療への参加が必須であり、この為に我々は最大限の援助を行なう必要があります。
外来医療においては十分に病状の説明を行ない、同時に小児疾患についての基本的な事項(発熱について、嘔吐時の水分摂取法など)を繰り返し説明して行きます。これによって家庭での不安の軽減あるいは不安に打ち勝つことができるようになります。
病棟では早期よりカルテ開示(患者も家族も記入することがあるのでカルテ参加?)を行いました。 |
| 一、 |
私たちは、地域に根ざし、子どもをとりまく地域社会や家庭環壊を含めた包括的な視点から、「かかりつけ医」として責任と役割を果たします。 |
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医療全体の高度化が進み、大規模病院では専門的医療を追及し、一方でそれを求めて患者が集中するといった現象が見られます。しかし、小児医療では子どもたちを取り巻く状況に配慮し、地域に根差した医療を展開してゆく必要があります。高度かつ良質な医療を提供して行く義務が医療者には必要です。しかし、そのために医療の主体である子どもたちの生活の場が無視されてはなりません。子どもたちを取り巻く環境を理解し整備して行くために、それらに関わる人たちと民主的に関わって行くことも必要です。
各々の人たちとの関わりの中、定期的に医療懇談会を開催し地域にでて医療の啓蒙活動を行なっています。今後も更に広く細かいネットワーク作りを目指します。 |
| 一、 |
私たちは、民主的な人間関係を基盤に、各職種の専門性を最大限にいかしながら、責任のあるチーム医療の展開を行います。 |
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医療の主体が本人とその介護者であるため、当然、医師を中心とした管理的な形態は成り立ちません。医療法制上、医師がその責任の中心となることには違いがありませんが、それぞれがその専門性を最大限に発揮し医療を提供してゆくためには、各職種が自主的に学習し能力を高めて行くことは言うまでもありません。加えて、各職種が民主的に論議しそれぞれの役割を尊重する必要があります。
外来では各外来毎に短時間でも複数職種でカンファレンスを設け情報の共有を行うようにしています。病棟では、医師記録と看護婦記録を一元化し、毎朝、医師・看護婦がともに訪床し本人家族も交えてオープンカンファレンスを行います。 |
| 一、 |
私たちは、子どもの健康を守り促進するため、親、保母、教師など子どもに関わる人々と共同し、健康・保健事業の充実をはかるとともに、地道な子育て支援のネットワーク作りとその発展を目指します。 |
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医療全体の高度化が進み、大規模病院では専門的医療を追及し、一方でそれを求めて患者が集中するといった現象が見られます。しかし、小児医療では子どもたちを取り巻く状況に配慮し、地域に根差した医療を展開してゆく必要があります。高度かつ良質な医療を提供して行く義務が医療者には必要です。しかし、そのために医療の主体である子どもたちの生活の場が無視されてはなりません。子どもたちを取り巻く環境を理解し整備して行くために、それらに関わる人たちと民主的に関わって行くことも必要です。
各々の人たちとの関わりの中、定期的に医療懇談会を開催し地域にでて医療の啓蒙活動を行なっています。今後も更に広く細かいネットワーク作りを目指します。 |
| 一、 |
私たちは、かけがえのない子どもの命を守り心身共に健やかな成長を保障するため、子どもの健康破壊につながるすべての事柄、あるいは政策に断固反対すべく運動を展開します。 |
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今、まさに社会情勢は病んでいる状況であり、子どもたちを守るためには、子どもたちが暮らし易い社会を作る必要があり、このために様々な人たちと共同して行く必要があります。
民医連はこれまで一貫して戦争反対の立場を貫いてきました。また、社会福祉の充実の為の闘いを行ってきました。今後ますます我々の姿勢が重要となってきます。 |
| さらなる京都民医連小児科の発展をめざし、ここに宣言いたします。 |
| 以上 |