演題NO演題名質問質問への回答
1001:完全側臥位療法は退院に寄与するか?~9症例の考察より~以前、薬剤性嚥下障害を学習したことがあります。高齢者の入院患者さんの服用薬からのアプローチもされているのでしょうか。
ご感想とご質問ありがとうございました。励みになります!
嚥下障害には、摂食嚥下チームやNSTと協働してアプローチしています。薬剤師にも参加してもらっています。薬剤は重篤な嚥下の関与因子になるので、そちらからもアプローチしています。
1001:完全側臥位療法は退院に寄与するか?~9症例の考察より~1:死亡の3例の死因は誤嚥性肺炎にに関連するものでしょうか?
2:摂取方法は全例、自力ではなく介助でしょうか?
ご質問と感想をありがとうございます。
1,重要な質問ですね!今の手元の資料には、転帰「死亡」としか入力できていないので、詳細はまた調べておきます。ただ誤嚥により食事が食べらないと判断し、最後は老衰のような形でなくなっていかれる方がほとんどだと記憶しております。
2,はい、全例介助です。
1001:完全側臥位療法は退院に寄与するか?~9症例の考察より~胃瘻からの注入食の場合も、注入する際に側臥位でいる方が誤嚥しにくいと言うことでしょうか?ご質問と感想をありがとうございました。
重要な質問ですね。胃ろうから(経鼻胃管から)の注入時の完全側臥位の報告は見つけられていません。理論上は、注入時の頭部挙上位では、下咽頭のリザーブ機能が重力の影響を受けるためその効用が発揮しにくいと予想されます。でも、背臥位よりは、咽頭に溜まりやすいので、頭部挙上を逆流しないギリギリの30度くらいにして、可能な範囲で側臥位にしてみる価値はあると思います。実践されたなら是非教えて下さい!
2002:最適な紹介・逆紹介のための医療機関候補提示システムの構築兵庫県立大学大学院との共同研究のようですが、きっかけは?ご質問、ご感想をいただき、ありがとうございます。
私自身が兵庫県立大学大学院の院生として、指導を受けての研究を行いました。
2002:最適な紹介・逆紹介のための医療機関候補提示システムの構築自分の院所のことに質問してすみません。患者を紹介するときには、診察室で患者と話し合いながら「どこにしましょうか」「ここにしましょうか」という事が多いので、診察室の端末でベータ版でもいいので使えるようにしていただけると、大助かりです。逆紹介の肝になりますので、大いに期待しています!ご質問をいただき、ありがとうございます。
当院ではmedimapが既に導入されており、(アカウントの都合上で)一部の部署で利用されていると伺っております。今回の研究では、ID-Linkや今までの紹介・逆紹介数も含めて考慮できればより強力な連携に繋がるのではないかとのことから研究テーマとしました。データの更新等の課題もまだ残っておりますので、運用には至っておりませんが、いただきましたお言葉とても励みとなります。今後とも、ご教示いただけますと幸いです。
2002:最適な紹介・逆紹介のための医療機関候補提示システムの構築発表お疲れ様でした。このシステムは中央病院で開発しているのですか?どこかの企業さんと開発しているのですか?ご質問、ご感想をいただき、ありがとうございます。
本研究では、中央病院での開発というより、研究目的で個人でプログラミングいたしました。企業とも関係はない状況です。
3003:HappyLifeへの道~よりよい生活は睡眠から~不眠スタッフの内訳はどのような感じでしたでしょうか?年齢や性別など。独身が多かったとか。プライバシーにあまり踏み込むことはできないとは思いますが、興味はあります。質問ありがとうございます。スタッフの内訳に偏りはなかったと思います。ただ不眠の程度が様々でした。数年単位で不眠の人や夜に何回も目がさめるような重症な人、話をきいていると不眠傾向だけど、本人は気付いていない人など様々でした。仕事をしている様子からはわからなかったことでした。リハビリで体を鍛えるのは得意ですが、「良質な睡眠」にももう少し着目しないといけないなと思います。ただ大きな原因となる寝る前のスマホはどの年代のスタッフもやめにくいようです…
3003:HappyLifeへの道~よりよい生活は睡眠から~どうして、睡眠改善の取り組みをしようとされたのか少し気になりました。スタッフ30名中、12名の不眠というのはやや多いようにも思いました質問ありがとうございます。呼吸法は調べるとたくさんありすぎてどれがよいのか迷うほどでした。基本的には、「吸う-とめる-はく」の割合が文献やジャンル(ヨガ、太極拳など)によって異なるだけなのかと思います。4-7-8呼吸は根拠がありそうな呼吸方法の中から、当時安倍総理がやってよかった(先生のコメントと同じでした)という記事があったのでおもしろいかなと思って選びました。12箇条も参考にしましたが、その通りにすればよくなるということは理解しているけどできない..というのが現状かと思いました。なのでできるだけ根拠の有無や効果の大小にとらわれず各自の生活パターンや趣向の中から選んで「継続してやってみよう」と思うことを重要視しました。ただ重症の不眠症のスタッフもいるので医療的な相談が気軽にできる専門の先生がいればとは思いました。お近くにおられるのでまたよろしくお願いいたします。
4004:領域なきケアマネ業務~不明瞭な業務にどう対応するか?~他職種なので教えていただきたいのですが、当施設に関わるケアマネさんも非常に忙しそうですが、このような話題はケアマネさんの界隈では問題や課題になったりしているのでしょうか?問題提起として介護関係の雑誌に投稿されてみてはいかがでしょうか?ご質問ありがとうございます。
このような業務外の支援はケアマネ界隈では福祉の雑誌等でもコラムや特集であったりはします。
なかなか多職種の仕事の内容まで雑誌など目に止まりにくく理解が難しいと思い、同じ法人で働く仲間からの現場の実践から多職種の仕事内容に触れて頂くいい機会を頂けたと思っています。今後もいろいろな場面で私たちのできる限りでいろいろな場面で発表していければと思っています。
5005:訪問栄養指導を開始して介護保険を利用することが多いと思いますが、医師の指示が必要で、ケアマネとの連携や自己負担金が問題になるのではないでしょうか? 具体的に対象をどのように選び、他職種と連携しておられるのでしょうか?当院ではほとんどが介護保険をご利用されています。
ご質問①医師の指示について
当院の医師の場合、電子カルテで居宅療養管理指導指示書が入力でき、医師にはできるだけ簡素にして入力をお願いしております。外部の医師の場合はホームページの在宅支援のほうから入っていただき訪問栄養指導をクリックすると診療情報提供書兼栄養指導指示箋がダウンロードできる仕組みになっており、記入後FAXをしていただいております。
②ケアマネとの連携について  
医師、看護師からの依頼の場合が多いのですが指示書を頂いて、こちらからケアマネに連絡をさせていただいております。自己負担金や訪問美などに関しては前もってケアマネから患者様に伝えて頂き、詳しくは訪問時に説明しております。
③具体的な対象を選ぶに関して
当院の場合、往診に出向いている医師が必要と判断して介入することが多く、まれに他施設の訪問看護ステーションの看護師からご依頼をいただく場合もあります。
6006:多職種連携により家族と農園へ外出できた事例~カニューレ外し頻回のため自宅復帰困難となったALS人工呼吸器症例~ALS、FTDの合併と対応が大変だったと思います。リスク管理しながらの外出支援だったと思いますが、一番大変だったことは何だったのでしょうか?病院と農園との移動時に不穏行動となることが一番のリスクとなりそうだと事前のカンファで話し合いがありました。対応として、不穏行動の原因となりうる、排泄や排痰を事前にしっかりと処置しておくことでした。農園からの帰院時にも排泄確認や排痰ができる限り実施して移動することにしました。今回不穏行動みられず問題なく移動できました。
6006:多職種連携により家族と農園へ外出できた事例~カニューレ外し頻回のため自宅復帰困難となったALS人工呼吸器症例~ADLがほぼ全介助⇨重介助であったのがよくわかりませんでしたが、どういう状況だったのでしょうか?介入初期のころのADLについては、動作としては軽~中等度介助で可能なレベルでしたが、経口挿管されていたため、挿管管理のために介助量が大きくなりほぼ全介助と表記しました。介入後半にかけては、動作自体に介助が必要となっていき重介助と表記しました。わかりにくい表記の仕方だったかと思います。
6006:多職種連携により家族と農園へ外出できた事例~カニューレ外し頻回のため自宅復帰困難となったALS人工呼吸器症例~発表お疲れ様でした。困難に寄り添うケアの提供に感動しました。今回の外出が、その後のご本人や家族の意思決定にどのように影響しましたか?よろしくお願いいたします。本人の意思決定については、計り知ることも難しいのですが、ご家族の意思決定については、以前においては、自宅復帰に固執されていたように思いますが、自宅復帰が困難であることを理解され、療養型病院への転院についても納得されたように感じます。
7007:コロナ禍で進む高齢者の社会的孤立~地域包括支援センターの支援事例の紹介~SDHの観点から支援はよく分かるのですが、SDGsの観点も必要というのは具体的にはどういうことなのか教えて下さい。17という大きな目標ですが、「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「すみ続けられるまちづくりを」の課題などは、当事者だけの課題でなく、より多くの市民が共感し共同してその目標に向けて取り組める課題があげられています。そうした取り組みが地域の意識として広がって行けばと考えています。包括センターではまさに地域から出てくる課題を取り上げ地域の課題として取り上げるだけでなく、行政の目指す政策的な課題として提言していくことが求められています。そうした機能が地域ケア会議であったりします。そういった意味合いでSDGsといれさせていただきました。質問とかみ合っているかどうか。(左京南大岡)
8008:独居で認知機能の低下する利用者の権利擁護と医療への支援遺産相続のトラブルがあるという方でしたが、それでも生活保護が通ったのですね。後見人の弁護士を付けるとなると費用はかかるのではないでしょうか、生活保護の場合は費用が発せしないのですか?的外れな質問でスミマセン。
ここまで関わるのは民医連だからでしょうか?民医連外の包括支援センターでもこのような活動をされているのでしょうか?
ご視聴、ご質問、ありがとうございます。
①遺産相続は何年も前のことで、無年金でもあり預貯金が残っておらず、生活保護が通りました。(※何年も前に処理されていることを身内が今更騒ぎ立てたのでした)
②成年後見の申し立てにも費用は必要です。以下のネットの記事をご参考になさって下さい。
「申立費用
収入印紙800円(注4)
収入印紙2600円(登記費用として)
切手3000円から5000円程度(注5)
鑑定費用(必要がある場合)
おおよそ5万円(注6)
これら申立に要する費用は、原則申立人が支払うことになります。
(注4)選択した申立内容によって異なります。
後見開始の申立 800円
保佐開始の申立 800円
保佐開始の申立+代理権付与の申立 1600円
保佐開始の申立+代理権付与の申立+同意権・取消権拡張の申立 2400円
補助開始の申立+代理権付与の申立 1600円
補助開始の申立+同意権・取消権与の申立 1600円
補助開始の申立+代理権付与の申立+同意権・取消権付与の申立 2400円
(注5)裁判所により異なります。申立先裁判所でご確認ください。
(注6)精神鑑定が必要な場合に、医師に支払う費用です。司法統計によれば5万円程度が多いようです。」
・・・
法テラス(日本司法支援センター)の特定援助対象者法律相談援助制度を用いて、弁護士等の紹介してもらい費用等の立替えをしてもらいました(※弁護士さんがしてくれたのでこの程度しか理解していません)。
③成年後見制度を利用する際の費用
「成年後見人・保佐人・補助人(以下、「成年後見人等」という。)の報酬額は、家庭裁判所が審判によりご本人がご負担するのが基本ですが、ご本人の財産が少なく、成年後⾒⼈等の報酬を負担することが困難な場合に備え、各市町において成年後見人等の報酬を助成する制度として、「成年後⾒制度利用支援事業」があります。」
金額は収入に応じて決まると聞いています。実際の金額は承知していません。
④「民医連だから」ということは無いと思います。権利擁護の観点から成年後見制度は一般的になっていますので、活用されている方は多いと思います。民医連外で京都市から委託を受けている包括支援センターでも成年後見申し立ての支援をしてくれます。
8008:独居で認知機能の低下する利用者の権利擁護と医療への支援主治医は、どのような関わりだったのでしょうか、ケアマネの立場から、このような事例の場合に医師に求めることはどんな事でしょうか。ご視聴、ご質問、ありがとうございます。
本人様は、その場の受け答えを上手くされるので、恐らく先生は認知症がそんなに進んでいるとは認識されていなかったのではないかと思います。受診に同行して残薬が沢山有ること等認知症の進行をお伝えした際に、「そうだったのか」というような顔をされていました。そういった意味では、ケアマネが生活の状況を主治医にお伝えすることが大切なことだと思います。その後は、成年後見申立てのための診断書の記入や配薬の指示を速やかにしていただきましたし、調停でもめた際も、家庭裁判所に提出するための認知症である旨の診断書を快く記入していただいたので、支援がスムーズに進んだと思います。
8008:独居で認知機能の低下する利用者の権利擁護と医療への支援野々村さん1人でここまでしなければならないのかと感じます。今の行政や制度・社会おいてあれば良いもの、必要なものがあればなんでもいいのでご教示いただければ嬉しいです。ご視聴、ご質問、ありがとうございます。
この方は、今では一人での外出は殆どされなくなりましたが、少し前までは自分で買い物も行っておられました。自分で調理ができなくなってからは、お弁当を買う等しておられたと思われます。その経過の中では、自分でできなくなる、自分が分からなくなるという不安が徐々に大きくなっておられたに違いないと思います。身近な店舗でも見守っていただけるように、啓発活動を行っていくことも必要だと思います。
介護保険サービスを使っても何も支援が入らない日ができるので、そのような日に誰かが訪問して安否確認や話し相手になってくれるような仕組み、近所で集えるような場所があれば良いと思います。
9009:保険薬局における一部負担金調査結果の報告2020年版1:今回はアンケートでしたが、窓口で支払いに困っている人を察知する、アンテナにひかけられるようなしくみはあるのでしょうか?
2:また、そういう人を見つけたときに、相談する窓口などはどうなっていますか?
質問ありがとうございます
1と2、回答させていただきます
しくみはないのですが、毎日の未収金チェック時に未収が毎月続いたりする方は太子道診療の医事課にも情報提供をしています。薬局で未収金が続いていても、診療所ではきちんとお支払いをされていることがあります。診療所の職員の方も知らなかったと話されることもあります。薬局の1カ月あたりの金額なども話しをし、京都市の助成など対象ではないか調べて診療所にも伝えるのと無料低額診療事業の適応のお願いや薬局の薬歴に申し送りしておくなどしています。
相談する窓口に関しては、ケースワーカーの方にも相談することもありますが、薬局の専務理事や総務部長などにも相談して対応することが多いです。
今後、保険薬局の実態をもっと知ってもらう機会を作り、声をあげていきたいと思います。
10010:「在宅看取りをされた家族の会」を開催して2014年から2019年の間のブランクの要因は何でしょうか?2015年4月に所長交代がありました。新所長になり4年が経過し、2019年夏までに当事業所で合計26名の在宅看取りを行いました。在宅看取りの実績がある一定の数に達したことから、以前開催していた看取りの会の計画に至りました。
13013:地域包括ケア病棟における役割を持った創作活動の実践ネクストステップでも触れられていましたが、男性患者さんの役割、創作活動とは、具体的にはどのような事が良いと思われますか?ご視聴とご質問をありがとうございます。
今後の男性患者様への創作活動と役割についてですが、これまでの関わりから集団での活動や創作活動よりもゲーム性の高いアクティビティへの反応がよかった印象があります。しかし、改めて興味・関心チェックリストなどを導入しどのようなこと興味があるのか価値を置いているのか調査は必要と考えています。
13013:地域包括ケア病棟における役割を持った創作活動の実践創作活動の具体的な内容が知りたいです。もし能力の高い方なら、役割を与えるために準備や片付け、企画立案など?も関わっていただく(デイケアのような関わり)のもいいかと思いましたがいかがでしょうか?ご視聴とご質問をありがとうございます。
創作活動の内容ですが、お披露目会と同時に次月のテーマについて話合う機会を設け決定し集団でも個別でも行いやすいちぎり絵や塗り絵を行うことが多かったです。しかし季節のテーマと各自の能力を考えて折り紙を取り入れるなどその時々で子供っぽくならず見栄えするよう行っておりました。また能力に合わせてタイムキーパーや物品の運搬、作業後のお茶の配膳など役割を担って頂きました。発表内で紹介できず申し訳ありません。
14014:A院透析患者のオーラルフレイルの状況について-追研究-年代別の回答人数を知りたいです。質問ありがとうございます。年代別の回答人数ですが、40代3名・50代13名・60代18名・70代26名・80代14名でした。早期からの介入やとても大事だと思います。
14014:A院透析患者のオーラルフレイルの状況について-追研究-オーラルフレイルに対する指導などや自主トレにはどのようなものがあるのでしょうか?また実際にされているのでしょうか?透析患者以外の患者とは違いがあるのでしょうか?質問ありがとうございます。パンフレットには、①食後はうがいか歯磨きを習慣付ける、②歯磨きは力より技が大事、③寝る前の歯磨きがおすすめ、④唾液腺マッサージ・舌の運動をやってみましょう、という内容を載せました。現在は透析室で実際には行っていませんが、食事介助が必要な患者さんがおられたときには行っていました。透析患者さんは、透析をされていない方に比べ、唾液が少なかったり、水分制限がある、薬の副作用などの影響により口の中が乾燥しているケースが多く、歯周病が重症になりやすく、オーラルフレイルのリスクが高いです。参考にして頂けたら幸いです。
15015:右視床出血による左片麻痺に対してニューロロボットリハビリテーションと機能的電気刺激療法を併用した一症例このようなHALやIVESを用いるリハビリは京都民医連内では中央病院だけですか?
京都府下ではどのくらいの施設が可能なのでしょう?
ご質問ありがとうございます。
単関節HALは、法人内では中央病院だけだと思います。私は知る範囲では京都府下では、京大があります。今後は、運動量増加機器として保険適応となりましたので徐々にする施設も増えると思います。
IVESは、電気刺激療法のデバイスとしては人気があるもののと思いますので、使用されている施設は少なくと思いますが、具体的なことはわかりません。
16016:新型コロナウイルスからヘルパーを守り、在宅療養者の在宅生活継続を支援する取り組みこのような取り組みが出来たのは、日頃から地域の多職種間での関係性の構築があったからこそでしょうか。ご質問ありがとうございます。紫竹包括支援センターでは、2010年から担当圏域内の、医療機関・介護事業所・認知症の人と家族の会・京都市北区上京区在宅医療介護連携支援センターとともに「紫竹包括圏域医療介護事業所交流会」を開催して多職種で地域課題に取り組んできました。活動内容は、認知症に関する活動や医療と介護の連携についてなどです。交流会で培ってきたネットワークを活用し、さらに感染についての専門的な見地を得るため他地域の医師の参加も得て今回の事業に取り組みました。

18018:当院HCUにおける早期リハビリテーションの取り組みと高齢心不全患者への効果データを見ると、リハ介入回数の増加が増えるので、離床・歩行が早期に行えるのはごく自然なことだと思えなくもありません。今回の発表では協業での取り組みを前面に出したいのだと思いますがその辺をもう少しききたいです。例えば離床シートはどのように活用したのでしょうか?協業でどのようなことを行なったのでしょうか?ご質問ありがとうございます.
おっしゃる通りリハの介入回数が増えて,離床・歩行の開始が早期化したこともあると思いますが,中止基準を明確に定めたことや,ルート類の多い状態でも看護師と時間を合わせて積極的に離床をしていくようにしたことが早期化につながったのではないかと考えています(2017年より前のECの中止基準がなかった頃は,HCUにいる内は離床は無理しなくてよいといった風潮もセラピストによってはあったと思います)
今回の取り組みで一番大きかったことは,看護師も患者様のHCU退室後や退院後の生活のことを考えて、早期リハに取り組んだことだと考えています。早期離床の文化が根付いたことで、看護師も挿管患者であっても離床していった方がよいと考えるようになり、積極的にはリハ介入時に関わってくれるようになりました。これにより必然的に協業で早期リハの流れになります。挿管患者の離床は少なくとも2~3人以上のマンパワーが必要になるので、ケアの時間の調整や患者管理も重要になるのでチームとして関われないと早期リハ介入を実現していくことはできません。HCU看護師が協力的・主体的であったから実現できたことであると考えます。また、ラウンドではMSW参加しており、早期から入院前の情報や退院後に使用できるサービスなどの情報をもらえるので退院後の生活における目標も早期から見据えることができます。
離床シートは協業での早期リハのツールとして使いました。スライドでは見えにくかったと思いますが、目的(例えば、肺内クリアランス改善・早期抜管)・目標(例えば、退院後屋内歩行自立)を記してあり、一目でこの人はリハで今何をしていくことが必要で、退院後どのような生活を目標とするのかが分かるようになります。これにより看護師もそれを見据えて、ケアの中で筋力訓練を取り入れたりしてくれます。集中治療領域では基本的には少量頻回の介入が推奨されています。個別リハでは時間の縛りがあり頻回の介入が難しいですが、看護師がケアの中で介入してくれたりすることで頻回の介入にしていくことができます。またシートには介助量も記しており、それを見れば今どれくらいこの患者様が動けるのかがわかるので、離床やトイレ介助の時でも過介助にならずケアの中でADL訓練が可能になります。それまでは、どれくらい動けるのかはリハスタッフに聞かないと分からないということも多く(能力を伝えていても細かいところまで申し送りは難しいので)、離床はリハに聞いてからとすぐに介入できないこともありましたが、見える化することで看護師だけでも考えて離床していくことが可能になったと思います。
19019:京都民医連あすかい病院におけるトレーシングレポートの活用に向けた取り組みトレーシングレポートは民医連外の薬局からどのものはどの程度ありますか?ご質問ありがとうございます。
他3か所の薬局からTRが送付されていましたが、内容についてはプロトコル対応可能なものもありました。
薬学的管理に関する情報が記載されていたTRのうち95%が門前の薬局で、残りがその他の薬局という割合でした。地域の薬局でもTRが活用されるようになればいいと思います。
22022:アルツハイマー型認知症を持つ高齢糖尿病療養者への関わりー訪問看護師の視点の変化により生きる意欲が回復した事例―劇的な関係性の改善、治療意欲の向上が見られましたが、信頼関係の構築が奏功したように見えました。治療意欲の向上は徐々になのか、急に良くなっていったのかどうだったのでしょうか。インスリンのうち忘れが減った、もしくは無くなっていったのだと思いますが、本人が忘れずに出来たのか、家族の支えがあったのか、サービス提供者からの声かけがあったのかどうだったでしょうか。治療意欲は、徐々に看護師を受け入れてくださってからさらに改善しました。毎日ヘルパーまたは看護師が入ることでインスリン打ち忘れもなくなりました。それと弟さんの協力もありました。
22022:アルツハイマー型認知症を持つ高齢糖尿病療養者への関わりー訪問看護師の視点の変化により生きる意欲が回復した事例―「管理されるのを嫌がる」というAさんの性格は家族様の情報だけでなく日常生活からも窺い知ることはできましたか?「管理されるのを嫌がる」という気づきは日常生活からはなかなかわかりませんでした。ただ4年くらいまえから強固に訪問看護を拒否しておられたので、何か理由があるはずとおもっていました。
23023:あすかい病院のCOVID-19対策院内感染をふせぐには?発熱外来開設と病院での院内感染対策救急蘇生時の感染リーダーの配置は、確かによいと感じました。このリーダーの任命はどのように行われるのでしょうか。看護師さんがされることもありますでしょうか。
入院時全例PCR検査されるとのことですが、検査陰性でも検査前確率が高い場合は、レッド対応にされていたのか、イエローもしくはグリーン対応にすることもあったでしょうか?
COVID-19 からみでのメンタルヘルス相談はこの間、何件くらいあったでしょうか。
ありがとうございます。感染リーダーはその場の管理看護師がすることにしています。またPCR検査陰性でも問診、臨床症状で疑わしい場合はイエローのままとし10日待ってグリーンにするようにしていました。いずれにしても複数の医師で判断しています。PCR陰性で安心してしまうことは避けたいと考えてきました。メンタルヘルス相談についてはまだ調べられていません。重大なケースは報告されていません。
25025:当院におけるアルコール診療について~お酒の困りごとチーム活動報告~保険薬局との連携でできそうな取り組みはありますでしょうか。質問と感想をありがとうございます。夢というより野望ですね!在宅、に限らず外来診療も大事な柱ですので、保険薬局にはコンプライアンスの確認と、内科と精神科の併診が軸ではあり、両方の処方内容のすり合わせなどで介入をお願いしたいところです。あとは地域のネットワークつくりも課題でして、一緒に対一般の方、開業院の先生向けに勉強会等企画したいですね。
25025:当院におけるアルコール診療について~お酒の困りごとチーム活動報告~小生が一度、断酒会に参加したいと思っているうちに、Covid19感染拡大のため、叶っていません。お酒の困りごとチームの今後のネットワークには、断酒会との連携も予定されていますか?質問と感想ありがとうございます。断酒会、MAC、AAなど支援団体との提携も次の課題のひとつと定めています。実際のところ患者さんを通じてつながりは既にありますので、ご時世がらwebも使ってネットワークを伸ばしていければと考えています。田舎に限らず回復への医療・福祉の資源が少ない分野ですので、個人でやるより仲間を増やすほうが近道だろうなという思いでやっております。
27027:ポケットエコーを活用した排便コントロールの有用性近年、便秘薬の新薬が出てきました。排便コントロールをする上で、薬剤に選択など薬剤師も関わるのでしょうか。ご感想、ご質問いただきありがとうございます。今回の事例は、薬剤師と薬剤内容の見直しまでできませんでした。今回の事例以外、便秘の患者様に対しエコー評価したうえで、薬剤師に下剤選択や内容の見直しなどコンサルして介入いただいた事例はあります。ポリファーマシーの課題もあり、排便ケアチームとして早期からエコーを用いたアセスメント、ケア介入を目指しています。
27027:ポケットエコーを活用した排便コントロールの有用性エコーで残尿測定をして処方の参考にするということもされているのでしょうか?ご感想、ご質問いただきありがとうございます。多職種で構成された排尿ケアチームが1回/週ラウンドしております。そこで残尿等確認した上で、医師が処方される事例もあります。
電子カルテ上にエコー画像を取り込んでおらず今回提示に至りませんでした。排泄問題はQOLに直結します。看護師がエコーを用いて排便状況を可視化し薬剤だけに頼らないケア介入や評価に役立てていきたいと考えています。
31031:暴言暴力院内研修感想文からみた職員の心理的傾向-計量テキスト分析を活用して-KH corderという分析手法について詳しく知りたいです。また教えていただきたく存じます。ご質問ありがとうございます。 https://khcoder.net/ からダウンロード出来ますし、詳しい説明もあるのでご覧になって下さい。また書籍も多数出ています。使いこなせると色々な研究に応用できます。
33033:太子道診療所在宅医療課の活動報告~統合して1年を迎えました~民医連以外の医療機関の連携もあり、ガン末期の患者さんも多いとのことですが、在宅療養をする上で、輸液の調整などは調剤薬局がしているのでしょうか。あるいは、薬局に対して、クリーンベンチを備えるなどのご要望はありますでしょうか。
今のところ高カロリーや持続輸液管理をしたことがありません。1度だけ検討したケースがあり、その時は近隣の調剤薬局で取り扱っているか確認したことがあります。一時的な補液以外は調剤薬局に依頼するつもりです。クリーンベンチについてはコスモス薬局に設備が整っていれば持続輸液を受け入れていく上でのハードルが下がりありがたいと思います。往診管理数が増えるのと比例して配薬希望も増えています。設備の充実と同じくらいの重要度で配薬のキャパを拡大してもらえたらと思っています。
34034:育ちあいの「職場づくり」自主点検シート活用の取り組みトップクラスの管理者の面接も、どこまで昇進してもあるものでしょうか。ご感想、ご質問ありがとうございました。私個人でいえば、看護部長になってから面接はされていいません。師長・副看護部長との面接のときに要望を必ず聞くことにしています。そこが私への評価だと思っております。
34034:育ちあいの「職場づくり」自主点検シート活用の取り組み共同組織の運動への参加、「いつでも元気」「民医連新聞」の活用を促すためにどのようなことをされていますか?ご感想、ご質問ありがとうございました。共同組織は部署ごとにHPH活動として企画してもらっています。またHPHの委員会で会議で終わらずビラを配りに行きます。まずはやれそうなことを時間内で企画することを積み上げています。
いつでも元気や民医連新聞は部会と職責会議で気になる記事を持ち回りで紹介することにしています。必ず感想交流するそうで、その感想がきらりと光ることがあるそうで、管理者は楽しみになるようです。これらの活動は管理者のキャリアに関係なく、若い師長さんも取り組んでいるので、まずはやってみることが大事だと師長さんから教えてもらいました。ありがとうございました。
35035:新型コロナウイルス感染症患者の看護を通して学んだこと患者さんが悪化していく中、治療方針などご家族意思確認などはされていることと思いますが、容体の急変する場合もあるでしょうし、限られた時間の中で、どのように家族の想いを引き出そうとされたのでしょうか。ご質問ありがとうございます。
家族と直接会えないなかで信頼関係を築き思いを表出してもらえるよう関わるのは、大切ですが難しいなと日々感じています。
家族にはできるだけ患者さんの様子を報告しコミュニケーションをとるようにしました。
病状については主治医から家族に電話連絡してもらっていますが、看護師からも病状変化があるときや悪化が予測される時など家族に連絡したり、家族に患者さんの好きな食べ物や趣味の物を聞いて持って来てもらったり、なるべく接点を多く持ったことで信頼関係の構築・思いの表出に繋がったのではないかと思います。
35035:新型コロナウイルス感染症患者の看護を通して学んだこと色々大変な状況だとは思います。しかし人生の最期だからこそ家族に看取る機会ができればと思ったりもします。何か良い方法は提案できますでしょうか?ご質問ありがとうございます。報告した事例は初めての看取りであり対応がスタッフも不慣れであった事、また家族さんも感染のリスクを考えると病院には行けないと言われていたことから、スタッフでの看取りとなりました。その後も看取りを経験し、やはり家族の立会いができればと話し合い、家族に同意を得たうえで防護服・N95を看護師介助で装着してもらい部屋に入ってもらって看取りをしてもらいました。人生の最期を大切な人に見送ってもらえるよう家族へアプローチしていけたらと思います。
39039:わたしたちの役割の再認識~孤独死を機に~友の会など、仁和診療所の地域の中で一緒に関わっている組織にはどのような者がありますか?地域の中で診療所と関わりのある組織としては、仁和健康友の会のほか、今年度からは近隣の商店街にある「地域交流スペースcaféあずま」への参加を不定期ですが行っています。カフェに来られたかたから健康相談を受けたり、「コロナ禍により孤立してしまっているかたがいないか…」という話題が上がる等、地域の情報交換の場にもなっています。
42042:三年間の中堅研修で学びを深めたSDHの視点多職種との多面的な意見交換は、どんな職種と行ったのでしょうか。茶山のさとの全職種と意見交換行いました。
(看護、介護、リハ、栄養課、ケアマネ)
42042:三年間の中堅研修で学びを深めたSDHの視点研修生はどのような人を対象としたのでしょうか?(経験年数・職種など)茶山のさとで4年目以上の中堅職員を対象としました。全職種対象としました。
44044:地域包括ケア病棟におけるFIMの調査とセラピストの活動についての報告全体的としてFIMスコアは上がっていますが、全員が集団リハやPOCリハに乗るわけではないと思います。一部の患者さんがスコアを大きく上げているなどの偏りはなかったですか?また病棟全体での関わりになると思うので、集団体操やPOCリハで具体的にどのようなことをされているのでしょうか?ご質問ありがとうございます。
ご指摘の通り、FIMスコアの増加には偏りがありました。今回は特に平均値での比較にとどまっていますので、統計処理を用いて分析する必要があると感じています。
全体の傾向としては、地域包括ケア病棟に入棟される患者様は生活期の方が多いので、多職種協働で専門職が介入することで患者理解がすすみ、FIMの点数は上がる傾向にありますが、やはり全身状態が不安定な患者様、特に摂食嚥下が不安定であるとFIMは上がりにくい、もしくは下がる傾向にありました。
包括的リハの病棟全体の関わりとしては、まだ課題も多いですが、まずは多職種間の課題の共有(特に入院前生活情報と現状の最大能力としてのADL)が重要であると感じています。集団体操に関しては主に認知・運動課題の提供をセラピストが行いますが、主目的は患者様の参加・活動機会の確保となりますので、その趣旨に沿った患者様を看護師・介護士からもピックアップしてもらい、声掛けや患者様の移送も手伝ってもらいます(ただし、コロナの影響で人数制限がかかっているので、現状は患者様の選定がシビアになってきていますが)。POCリハに関しては、介入初期はセラピストの個別的なADL訓練と評価が主体となりますが、ADLゴールが明確化してくると環境調整や他職種への介助指導が主体となります。徐々にセラピストの介入頻度を下げて、在宅復帰後に必要なADLを病棟全体で支援する体制にもっていけるようにしています。
これらの取り組みを多忙な病棟スタッフと共有するためにも病棟全体の他職種理解が非常に重要であると個人的には思っております。
50050:住み慣れた地域で終末まで~人生に寄り添える施設を目指して~今回の報告のように、いわゆるマニュアルとは逸脱してしまうケースに対してもなるべく想いを叶えてあげたいという気持ちは非常に大事だと思います。一方で全ての患者様に対してそう対応するとシステムが崩壊してしまいます。今回のケースで想いを叶える関わりにしようとされた理由はどこにあったのでしょうか?発表演題の視聴ありがとうございます。また、ご質問を頂けたことに感謝致します。葵会は、地域密着の医療・看護・介護を展開しています。今回の事例でも、長年、葵会の診療所・訪問看護・CM・施設を利用されていた利用者さんであり、精神疾患をお持ちの息子さん共々、長い年月のかかわりがありました。ターミナル期になってほかの病院で亡くなることは、とても残念であり、住み慣れた地域で最後まで見届けてあげたい思いでした。また、おおみや葵の郷は、病院とは違い、生活の場であり、利用者・家族さんが、最後まで自分らしい最後を迎えられるようケアに取り組んでいます。そのためマニュアルからの逸脱や個別性の対応は多々あり、いつも迷いながら、失敗しながら、スタッフ一同と「その人らしさ」を追求しています。今回の事例が特殊なのではなく、これこそが葵の郷らしさだと思います。お応えになっているか、わかりませんが以上です。
53053:介護力の乏しい家族と会話の成立しない認知症の利用者のいのちを守る支援Sさんの次男の方は、どうやって包括につながったのでしょうか。簡単にお聞かせ願えればと思います。よく自ら相談されたと思います。質問、感想ありがとうございます。次男さんへ包括へ相談に来られたきっかけを何度も確認したのですが、「友人に勧められた」「役所から紹介された」など返答が変わり、本当のところはわかりませんが、地域の包括へ自ら相談に来られたことは事実であり、そのことで入院や支援につながったと思います。
56056:親が死んだらどうなる!?~無料低額診療事業適用世帯における親の収入に依存している世帯の分析~このような引きこもりの方に対して何らかのは対応するためにはどのような方法があるのかご存知でしょうか?(制度・行政・グループ・サービスなど)他にもこのようなかたがいらっしゃると思いますので教えていただければありがたいです。ご質問ありがとうございます。基本的な流れとしては地域の包括支援センターに報告して世帯へ介入のきっかけを作ります。子に精神疾患や発達障害がある場合は地域の保健センターと相談。子に就労意欲があれば就労移行支援サービスに繋げ就労できる生活リズムやスキルを身に着ける援助を行います。いずれにしてもそれぞれの世帯の特徴や家族の気持ちに寄り添った支援が必要になります。行政でひきこもりを一元的に扱う家庭総合支援センターがありますが利用したことがないのでどういう関りができるのか掴めていません。
62062:新型コロナウィルス感染症受け入れ病棟の実情Covid19病棟の担当看護師長、看護師として、一番大変な事、支援して欲しいこと、希望は何でしょうか。懇親会、会食ができない中、スタッフのストレス対応はどのようにされていたのでしょうか。ご質問ありがとうございます。
COVID-19肺炎は本当に急激に悪化し挿管が必要な状態になられるので、どこまでうちで看ていて大丈夫か、転院をすすめるか?という判断が求められる事が一番ドキドキしているところです。そのためネーザルハイフローを導入したり、Drやリハ・リエゾンチームを巻き込んで学習会をしたりしながら知識をふやしつつ、一つ一つの事例を振り返り経験値として積み重ねています。
スタッフのメンタルケアはかなり意識してきました。職場会議でスタッフの思いが出せる場を作ったり、ポジティブな振り返りをしたり、して成功体験を積み重ねる事を意識して関わってきました。この3月は患者が1人まで減り、他部署支援に出ざるを得なくなり、また新しいストレスがかかる状況だったのですが、その時には毎日夕方に全員集合してリフレクションをする時間を設けました。色んな思いを語れる場がある事が一番のストレスケアになったように思います。
64064:経営困難からの脱却人件費削減に際して意識したことを教えてください。ご質問有難うございます。人件費削減については居宅の年間500万以上の累積赤字が続いており、回復の見込みなく止む無く事業廃止としました。他、残業を徹底的に削減するよう職員会議でも議論を重ねて職員の意識改革をはかりました。何よりも意識改革が重要と感じています。
65065:HPHチーム活動報告~減塩推進士育成から地域学習会紙芝居実演へ~職域チームとはどのようなことをやるのでしょうか?なぜ減塩や糖への取り組みを行うことになったのでしょうか?・職域チームは受診者事業所の「健康経営」のサポートをHPHで出来ないか?発想で発足しました。「煙のない仕事環境つくり」を主に1つの会社に絞りアンケート実施など取り組みやチーム内で禁煙学習をして活かす方策を考慮しています。ただ、相手先があるためなかなか難しいですが(船越先生にも言われました)健康に仕事をするからブレないようにと留意はしています。                    ・何故?減塩、糖への取り組みをしたかは健診で高血圧、脂質異常の生活習慣病者が非常に多い気づきから疾病予防につながる活動にフォーカスを当てました。そしてまずは学習をしたいとチームメンバーからの発信です。
65065:HPHチーム活動報告~減塩推進士育成から地域学習会紙芝居実演へ~減塩推進士という資格はあるのでしょうか?「減塩推進士」は当診療所内のみの認定です。世間一般の資格ではないです。ただ、所内認定を取得してから「減塩紙芝居」ができるステップアップ資格にしています(職種を問わず一定水準の知識担保する為)
69069:利用終了理由から考えるデイケアの役割と社会参加支援保険内外の課題を最後にあげられていましたが、貴デイケアとして社会参加のためにとのような取り組みをされているのか教えていただければ嬉しいです。質問ありがとうございます。
当デイケアでは、「明日に希望が描ける体と心づくり」をコンセプトに下記の点に力を注いでいます。
① 基礎的な筋力・体力の維持向上
② 細やかな在宅視点によるニーズ・ホープ・リスクのすくい上げ
③ 適切な時期に適切なサービス(保険内外)を提案する
現状の医師体制では、各種加算を算定できるだけの介入がいまのところ物理的に難しく
それでも訪問リハビリとの連携を強めるなどの工夫で、社会参加の実現に向け明確なプロセスを提示しております。
70070:「コロナ感染相談会」を通して他施設への感染対策の取り組み「感染制御認定薬剤師」という資格もあると思いますが、中央病院にはいらっしゃるのでしょうか。学運交の発表を視聴する限りでは薬剤師が見えてこないので・・・
(失礼なことを言うようで申し訳ありません。全発表を視聴したわけではないので、確かではありません。薬剤師の関わりどころだと思います。認定薬剤師が関わっておられたらごめんなさい!)
質問ありがとうございます。当院には「感染制御認定薬剤師」は在住していませんがICTのチームメンバーに薬剤師としてメンバーに在籍しております。直接、相談会に参加しているのは感染管理認定看護師だけになります。相談会で他職種への知識が必要な場合は後日、メールで直接返答して対応していました。実際、薬剤師の方に確認する事項はこれまでありませんでした。しかし薬剤師としての専門知識が必要になる場面はありますのでICTメンバーとして活躍して頂いております。
71071:緩和ケア病棟における経済的課題への取り組みの報告緩和ケア病棟では支払い困難な患者さんに対してはどのように対応されるのでしょうか。コメント、質問ありがとうございました。
経済的課題を持つ方は沢山おられますが、生活保護制度だけでなく無料低額診療事業を適用したり、一緒に銀行に行ったり様々な事柄のお支払い計画を一緒に立てるなど、金銭面について様々な相談を行う事で、入院費のお支払いが困難だった方は実はほとんどおられません(2年の実践の中で、患者さんと家族との関係性が悪く逝去後に相続放棄をされた事で誰もご本人の年金を触る事ができなくなり、結果未納になったという1件だけしか記憶にありません)。
「低所得だが生活保護の対象ではない」という方が経済的には一番苦しい世帯ですが、こういった方に当たり前に無料低額診療事業を提案し医療費を減免できる民医連の環境はSWとしてとても心強いです。
73073:コロナ禍で始まったWEBを使った情報共有このwebシステムは使い方によっては色々な可能性があると思いますが、情報共有以外にもやってみたいことがあれば教えていただきたいです。ありがとうございます。いつも大変お世話になっております。
情報共有以外の取り組みとしては、今後、多事業所の皆さんと懇談会、研修会など取り組みたいと考えています。
先日は「民医連の窓」として、当院の医療機能を紹介するWEB懇願会を開催しました。参加者は少なくまだまだ改善の余地はありますが、引き続き連携の質向上の一役を担えるよう努力していきたいと思います。
73073:コロナ禍で始まったWEBを使った情報共有退院時共同指導に関しては、きっと在宅患者さんの情報を保険薬局も必要です。保険薬局との情報交換の場になったことがありますでしょうか?ありがとうございます。保険薬局さんとの連携を行ったことはまだございません。
当院の薬剤課も、薬剤師ができる地域連携への取り組みの可能性を以前話されていました。薬剤師の皆さんの視点が、もっと病院でのケア、支援に繋がるようになれば私たちもありがたいです。今後さらに連携を深められればありがたいと思います。
76076:新型コロナウイルス感染症PCR検査の院内実施についていくつかの大学と大阪の疫学研究に参加しているようですが、京都府下でどのくらいの医療機関が参加しているのでしょうか?大学病院くらいですか?
〇検査技術課のスタッフ数は現状25名おります。その中の7名がトレーニングを経てPCR検査実施可能者となっております。現状は専任ではなく通常のルーチンをこなしながらの兼務です。
〇協力施設は小規模病院~大規模まで様々のようです(私もすべては把握しておりません。通常、予算がなく導入をあきらめていた施設にも機器の設置が可能でしたので、京都の検査件数増に貢献しているのではないでしょうか(企業が出資してくださったようです)
遺伝子型はipS研究所で解析されており、京都大学大学院臨床病態検査学のホームページで情報公開されています。
臨床検査技師の資格をお持ちとのことですが、お力をお貸しいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
80080:上京診療所における経営改善の取り組み職員の異動、退職など結果としてそうなったにせよ、すすめることができたのか、お聞かせいただければ嬉しいです。円満にできたのでしょうか。御質問ありがとうございます。常勤職員3名のうち異動2名、退職1名。異動は1名がキャリアアップのため、もう1名は人員不足の事業所への異動です。問題はありませんでした。退職職員は育成面接の中であるべき職員像について「こうなってほしい」という話をした際に、自分はできないとなり、退職となりました。もともと業務遂行上も支障がある職員でしたので、周囲も納得の退職でした。非常勤は2名退職。1名は問題のある職員だったので、周囲は大満足。問題はもう1名の方で、診療所の業務縮小に伴い契約変更を伝えたところ、それならば民医連外の事業所で就労、退職となりました。法的な紛争が起こったわけではなく、周囲の職員も経営的に厳しいから変えていかなくてはならないとの受け止めでしたが、有能な方だっただけに、非常に歯がゆい思いでした。
82082:遺族レターと遺族アンケートから見えてきたもの~J-HOPE4の結果と比較して~スライドの中の当院と全国を比較した棒グラフなのですが、ブルーが全国、オレンジが当院であれば、ブルーの方が%値が高く見えるのですが・・・表記が逆ということがないでしょうか。(勘違いなら失礼ですが)ご指摘ありがとうございます。
ブルーが当院、オレンジが全国の間違いでした。
変更しておきます。
83083:サルコペニア肥満透析患者への長期的な支援~福祉サービスとの連携が有効であった1事例~病院側からどのような情報提供を在宅側に送っていたのか興味があります(リハ側として)。メニューなども詳細に把握しておられるようでしたのですごいと思いましたので。あと、inbodyは病院に常備しているのでしょうか?当施設でも導入できないかと考えているので教えていただけると嬉しいです。ご意見、ご質問ありがとうございました。在宅への情報提供の内容として、平均摂取カロリー量・inbodyの結果・栄養指導の内容等をまとめたものをケアマネにFAXし、各事業所に配布して頂きました。なるべくご本人が日常摂取されている食事内容で、具体的に工夫できるようアドバイスしていきました。  INBODYですが、リハ室に設置してあるものをお借りして測定しました。骨筋量など、身体の内部の状態が把握できるので、とても助かりました。
86086:複雑な問題を抱えた一家に対し、診療所だけでなく吉祥院病院はじめ地域の団体、行政と一緒になって動いた事例貴重な事例をありがとうございました。国保料の滞納があり短期証との事でしたが、その後生保申請はローン等の理由で却下されたものとお見受けします。国保について、その後滞納をどう解決されたか、保険料を分割納付して短期証でつないでおられるのか等のプロセスをご教示いただければ幸いです。ご質問ありがとうございます。国保料の滞納についてあまり把握できていないのですが、色々な支払いが滞っていると聞きました。今は何とか払えているようです。実際のところの生活費がどうなっているのかは謎です。
86086:複雑な問題を抱えた一家に対し、診療所だけでなく吉祥院病院はじめ地域の団体、行政と一緒になって動いた事例特定健診がきっかけとのことでしたが、この方はそれまでに受診しようとは考えなかったのでしょうか。経済的な問題から、受診抑制されていたりしたんでしょうか。質問ありがとうございます。この一家は(特に奥さんが)民間療法に凝っておられて医療不信だったようです。もともとのきっかけは奥さんが職場に提出する診断書が必要だということで相談に来られ、診療所が親切な対応をしたことで、奥さんが夫に特定健診をすすめたのです。まさかここまで関わることになるとは思いもよりませんでした。
89089:要介護COVID-19患者の尊厳について要介護入院患者に看護師がリハビリを実施した事例を通して患者の尊厳について考えるリハビリを行う際に、リハスタッフに相談したり連携を取ることはありましたか?ご質問ありがとうございます。隔離解除に至るには2~3週間の期間が必要なことが入院初期に分かっていました。そのままでは廃用が進行して退院に支障をきたすと危惧し、早期に医師と看護師からリハビリを依頼しましたが、実施には至りませんでした。そこで、不十分ながら看護師によるリハビリを実施することにしました。上下肢の関節可動域や座位での耐性などを詳細に記録しました。また、車椅子への移乗を看護師2名で行いその様子を動画にも残しました。これらの記録や動画をリハビリ課の療法士にも見てもらい、助言や指示をいただいて患者さんのリハビリに生かすようにしていました。訓練に伴う痛みを少しでも軽減する工夫なども医師、看護師間で相談し,リハビリ前に鎮痛剤を内服するなども実施しました。
91091:2020年度インフルエンザワクチン接種実施内容について発表お疲れ様でした。密状態になった、とありますが、予約や環境整備などで対応はしましたでしょうか(当施設ではしていたので)。あと、人員確保や安定したワクチン供給ができるようになるにはどうすれば良いと思われますか?予約はいつワクチンが何本入ってくるかわからなかったのでできませんでした。初日は受付に間隔をあけて並んでもらうように張り紙や、床にも案内を張り、案内役も1名配置しました。ワクチンの供給はワクチンの仕入れ業者が確実に入荷してもうことで安定すると思います。人員確保はワクチンのためには雇えないので、医事課だけではなく他職種で協力する必要があると思います。
92092:病棟でのコロナ感染を防ぐ取組COVID-19は発症前二日くらいから感染力があると聞いています。無症状者もいるので、そういったあたりへの対策はどのようなことに気をつけておられますでしょうか。ニュースを見ていると、無症状者の感染も多く、正直、対策に危惧しています。
自身が感染しないよう基本的な事で、どなたもされていると思うのですが…
病院内に限らず手洗い・うがい、交通機関に乗車する時は、携帯アルコールで手指消毒をするよう心掛けています。
93093:吉祥院病院における中断対策の現状中断チェックの結果、中断のままの患者さんについては、理由など追跡されておられたら聞いてみたいのと、門前の薬局との中断チェックの連携などは行っておられるのかお聞きしてみたいです。門前薬局との定期的な中断チェックは行っておりません。門前薬局とはいえ患者さんの受診の有無は個人情報になりますので今後も積極的に行うかは不透明です。(最近は門前薬局へ持って行かれる方が減ってきたような印象も受けます。)
98098:吉祥院病院における診療情報開示の実態について不勉強の為 教えてください  与えられる医療から参加する医療が謳われる中で、カルテ開示を求める理由を事業所に告げる必要はないに変わってきていると聞きましたが 申請書には理由記載の欄が在るのですか?
近畿の同じような病床規模の民医連の中では 比較しても吉祥院地域は警察署 捜査関係の理由が多いののでしょうか? 
厚生労働省からはカルテ開示の妨げになるとの理由で、開示を求める理由は聞かないように言われています。しかしカルテ開示をより良くしていく目的のため開示理由を聞きどのような需要があるかを調べるのにあえて理由記載欄を設けました。もちろん患者への無理強いはしていません。厚労省の心配している理由を聞くことの理由により開示の申請を取り下げたケースは今のところありません。
近畿地協診療情報管理部会より大阪の耳原総合病院の依頼者別開示数を入手することができました。耳原総合病院では警察と弁護士からの依頼は2019年度で全体の27%を占めているのに対し、吉祥院病院では2020年データですが56%を占めていました。病院の規模が全然違い開示総数が倍ほど違うので一概に比較はできませんが参考にはなるかと思います。
99099:心不全カンファレンスから見えてきたこと~患者のQOL向上への取り組み~入院から在宅へ移行されるときなどは、情報共有をどのようにれんけいされるのでしょう。退院時カンファレンスなど、今は参集できない状況ですが、どのような工夫がされていますでしょうか。また、かかりつけ薬局へは連絡をされますでしょうか。質問、感想ありがとうございます。退院時の在宅への情報共有は退院サマリに記載し送付するという方法で行っています。また、退院時カンファレンスを実施する場合には体重の管理や受診の目安について在宅サービスの方に説明をしています。かかりつけ薬局への連絡はしておりませんでした。在宅で薬剤の管理をしていただくという上で情報共有など必要となってくると考えられ、今後の課題であると感じました。
101101:コロナ禍における京都中・右京健康友の会の活動と拡大強化月間の到達友の会の総会をWEBで行うとのことですが、具体的にはどのように運営される予定なのでしょうか?
支部ごとに集まって、そこに職員が行ってパソコンなどを操作して、という風に想像したのですが。
総会をどう開くかはどこも困っているので、計画できている範囲で教えてください。
左京では教文ホールに少人数を集めて行う予定ですが、開催時に感染拡大していたら開けませんので、困っています。

またコロナの中でこども食堂を新たにされていますが、感染対策などはどのくらいされて開催しているのでしょうか?
あすかいや北区もそうですが、感染対策上食事提供から食料支援に切り替えているところが多い中で、どうやっているのか教えていただきたいです。
 ご質問ありがとうございます。6月12日のオンラインでの総会については、会場の京都保健会会議室には常任幹事18名までに限る出席とし、その他の幹事含む会員さんにはZOOM(予定)での参加にしていただき、申込みをされた方にIDとパスワードをお知らせする予定です。ネット環境やスマホをお持ちでない方で参加希望の方がありましたら、別途個別対応(友の会事務所や太子道出張所で4名までのオンライン参加が来るようにするとか)が必要になるかも知れません。保健会会議室での18名までの参加人数も、定員15%程度での感染予防にしております。来賓の松原中央病院院長はオンラインでご挨拶の予定、各団体へはメッセージをお寄せいただいてのご挨拶の予定です。
101101:コロナ禍における京都中・右京健康友の会の活動と拡大強化月間の到達大規模なイベントと感じましたが、友の会活動を長く維持するためにどのようなことを心がけておられますか?ご質問とご感想ありがとうございます。友の会活動を長く維持するために大切なことはいろいろあると思いますが、①共同組織の活動を共同の営みとして一緒に取り組むために、日常的・継続的に事業所職員と友の会との協力関係をより強く築く努力をすることです。「基盤となる組織」から「共同組織」への歴史的発展過程は言うまでもなく、現在ならばコロナ禍で制限があるけれども新しい取り組み(ウェブ医療懇、食料支援となんでも相談、公園での健康体操、地域の医療・介護マップづくり調査への協力など)を一つひとつ成功させるために、事業所管理部との定期協議や担当者や全職員との意思統一を図ることに力を注ぐことだと思います。②高齢化する友の会役員の後継者づくりに粘り強く取り組みことです。そのために、今こころがけていることは、新しい取り組み(新サークルの結成、医療懇へのお誘い、食料支援などのボランティア協力など)でつながりを会員さんとのつながりを広め深めて、幹事さんや世話役さんになっていただくようことが(最近、意外と近道なことで)大切なことだと感じています。
101101:コロナ禍における京都中・右京健康友の会の活動と拡大強化月間の到達ボランティアが64名参加とありましたが、職員の方が多いのでしょうか。その中で友の会に入会もあったとのことですが、職員以外のボランティアさんもおられるのですね。ご質問とご感想ありがとうございます。ボランティア参加は、1月17日63名(前日12名)で職員26名、事業所・職種は中央病院、京都保健会、京医協、紫野診、県連など。看護師、MSW、事務などでした。3月28日90名で職員はほぼ半数くらい(前日15名。その他にも開催日までに、休憩時間や終業後にもボランティア協力あり)、医師3名も健康相談や各コーナーを担当されていました。2回の開催通じて、友の会、右京新婦人、右京生健会、民青、共産党、府市会議員(相談活動)、業者関係(関西共同、公益社)などからのボランティア参加がありました。寄付やビラ配布宣伝に右京京建労、右京年金者組合、井筒八つ橋(和菓子)のご協力をいただきました。2回目開催の1カ月前から、4つの自治連合会(太秦、南太秦、梅津北、梅津南)には、ビラを回覧板で回していただきました。協力団体からのボランティアや知人つながり以外に、コンビニに貼ってあったビラを見たサウジアラビアからの男子留学生、ポストインのビラをみた高知県出身で俳優養成学校に通う女子学生などの思いがけないボランティア参加がありました。
104104:子ども食堂の取り組みコロナ禍、フードパントリーへ佛大の先生との関わりはどのようにして構築されたのでしょうか?また、定期的に開催されたようですが、この取り組みは業務(ボランティアではなく)として取り組まれたのでしょうか?佛大の先生との関わり・きっかけは、職員OBが元々つながりのあった、佛大憲法9条の会に関わっておられる先生から紹介いただいたとの事です。準備段階の学習会から関わっていただいています。
職員・職員OBも友の会会員さんも有志として参加。全くのボランティアです。チラシやニュースは時折職員に配布しています。
105105:COVID-19感染対策の強化と地域の病院としての役割を果たすためにPCR陽性者の入院はないにしても、疑似症状の受け入れはしているとのこと、その方が実は陽性であったということはないでしょうか。あるいは、陽性が分かった時の受け入れ連携先などはあるのでしょうか。中央病院?ご質問・感想ありがとうございます。入院後、陽性であったケースが1件あります。そしてその方は転院先で陽性が分かりましたので、陽性者としての転院依頼は未経験です。基本的に陽性が分かった時の受け入れ連絡先については、行政に相談です。
109109:当院の地域医療連携の現状と今後の展望延べ900件の開業医訪問だったようですが、地域広報課は何人おられるのでしょうか。
質問ありがとうございます。当課は岡本と大山の2名で9割方手分けして訪問しております。その他に、退院支援加算(20事業所年3回)や認知症初期集中加算に関わる訪問の際には、社会福祉士との訪問、また医師や看護師のコメディカルと顔の見える関係づくりに同行する場合もあります。
地域医療支援病院として当院は65%の紹介率、40%の逆紹介率をめざしておりますが、それぞれ約17%と程遠い状況です。1つは当院で抱えている一般外来の患者を逆紹介で地域の先生方に任せる必要がありますが、これがなかなか進みません。もう1つは同一法人からのやり取りは、カウントされません。民医連のそれぞれの院所、特に同一法人からの紹介・逆紹介が多く、逆に言えば歴史的にまた今でも民医連院所に支えられている現れでもあります。
また、まだまだ、当院の検査機能を地域の開業医の先生方に利用していただく宣伝や結果返しも含めた運用のしやすさの周知が求められているのだと思います。延べ900件といってもまだ訪問できていない院所も多数あり、紹介を受けたらすぐに訪問してお礼をお伝えしたり、紹介先の特徴をつかんで何を宣伝していくべきか戦略が次の課題となっております。
回答には十分ではありませんが今後もがんばりたいと思います。
ありがとうございました。
110110:友の会と健診アンケート友の会にとって有効な健診とは何か現在の健診とアンケート結果から、今後に向けての改善や展望はありましたでしょうか?ご質問ありがとうございます。いわゆる生活習慣病をキャッチする健康診断は、事業所健診、特定健診、高齢者は保険診療でカバーされていますが、がん健診(内視鏡・エコー検査・CT)はまだまだ広げる余地があるのではないかと思いました。今年度から、胃がん健診、肺がん健診など、年ごとにキャンペーンをしようと企画中です。
111111:急性期病院での入退院支援の取り組みについて在院している間に、介入が間に合わないなどといったことはなかったでしょうか。
退院後フォローは、何か報告が来るなどあるのでしょうか。
質問いただきありがとうございました。1回の入院期間のなかで、介入でき切れていないケースやSW・退院支援担当のNsが支援できていない場合や本人・ご家族等も支援を拒否される場合もあると思います。ただ、繰り返し入院のなかで介入するタイミングや病棟から何らかの発信をもらうことも多いです。介入のタイミングを逃さないようにできればと考えています。退院後の自宅訪問等で内服コンプライアンスの状況や薬剤師の方から見られた生活課題(金銭管理等)があればレスパイト入院や緊急入院時に今後の生活での支障についての評価等ふくめ情報頂けるとありがたいです。
117117:保険薬局の副作用調査~フェキソフェナジンによる尿閉事例~民医連外の医療機関からの処方箋の薬での副作用は経験ありますでしょうか。
その場合、カルテを閲覧することは無理と思いますが、そんな例はありますか。
民医連外の医療機関からの処方箋でも同様に副作用報告しております。カルテ閲覧できないときは、薬局の薬歴でわかる範囲で調べています。
118118:新規在宅患者への初回訪問の意義とその問題点算定できない場合、どれぐらいの収入減となるのでしょうか。質問ありがとうございます。通常の訪問算定が当時で507点、23件が算定のない初回訪問だったので単純計算で11万6千円ほどの減になります。
また、初回訪問は通常の訪問よりもすべきことが多く、その重要性からも通常訪問(507点)以上の評価を受けてしかるべきと考えています。
118118:新規在宅患者への初回訪問の意義とその問題点当院では退院時情報を出来るだけ送るようにしています。ただ、初回の場合どこの薬局が応需するのかわからない場合もあります。また、病院薬剤師と保険薬局薬剤師の間に、渡したい情報と欲しい情報のギャップがあるのかもしれません。どのような情報が役に立つかぜひ教えてください。あすかい病院からの情報提供はとても助かっています。実際にすでに契約済みの在宅患者が一時的にあすかい病院に入院した後などは情報提供からの情報を活用させてもらっています。いつもありがとうございます。
ただやはり新規の患者や初めて在宅になる患者などは、病院からの情報提供+実際に保険薬局による確認が必要になると思っています。それは薬の確認という意味だけでなく、病院から自宅に帰ってきて安心感と不安感がある患者や家族に少しでも早く今後在宅に入る保険薬局の存在を知ってもらうことが大事だと考えているからです。
質問頂きました病院と薬局のギャップですが、退院後の患者さんの生活を想定した報告内容が薬局としては求めているものだと思います。入院中の検査値の変化や起きたことなどももちろん大事な情報ですが、たとえば退院時に出ている分3の薬がどれほど重要なものか用法を減らすことを考えてもいいものなのか、眠前薬は自宅でも必要そうか、入院中便秘薬の使用状況など。病院によっては患者さんの生活が「在宅」になることを想像できていないようなお粗末な指導があるのも事実です。(吸入器、吸うのはOKだけどセットができないので服薬できていなかった、など)ただあすかい病院の薬剤師さんはそのあたりもよく考えてくれているなと日頃感心と感謝もしています!!
118118:新規在宅患者への初回訪問の意義とその問題点いつから初回訪問をされているのでしょう。メディカ3店舗ともでしょうか。質問ありがとうございます。初回訪問に力を入れだしたのは、2018~19年ごろだと記憶しています。他病院から近医往診への切替による在宅患者が増えてきたころでした。事前に聞いていた情報(薬の種類や日数)などが往診初回定期薬を持って行ったときに確認すると異なっていたり、セット方法のために何度も訪問しなおす必要があったりする中で、最初にしっかりと確認して情報を共有することが結果的にみんなの利益になるという結論になりました。今では往診側からも情報が期待されていて、定期薬の相談の連絡なども初回往診前に来ることもあります。
今回の形式による初回訪問の徹底はすこやか内ではなく東山店独自で行っている事なので3店舗ともではないです。ただ、他店舗も算定外の初回訪問があるとは聞いています。また、往診をしている病院側との関係性も大事かと思います。むこうがこちらの報告書をどれだけ読んで活用してくれているかによって、これを行う意義が大きく変わってくると思うので…。薬局の自己満足にならないようには気を付けています。
在宅業務の交流は、実現にはいろいろと問題も出てくるかもしれませんがぜひやってみたいことではあります!
119119:COVID-19流行下での法人研修の取り組み完全にオンラインのみの研修ですか?
会場を分けて集めて教育ということも行いましたか?
オンライン上も含め、ディスカッションの場は設けましたか?
オンライン環境はどうされましたか? 
ご質問ありがとうございます。
2020年度の研修は、自己学習形式の研修となりました。課題を提供し、期日までにレポート作成いただくこととしました。
ご質問に記載されているように、2021年度の制度教育はオンラインを導入して行いたいと思っております。
会場確保、研修生同志の交流、デバイス等 整備課題は明確になっております。教育委員自身はオンライン研修や会議の経験はありますが、運営サイドの経験は不十分です。(オンライン上での司会・資料等の共有、グループ分けなど)まずは、教育委員向けにオンラインでの進め方の研修を行ってからと考えております。