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アスベストの取り組み・東電福島第一原発事故避難者健診

アスベスト対策

アスベスト被害は危険な物質を含んだ建材を儲けの為に売り続けたメーカーとそれを規制しなかった国によって拡大した人災です。その被害は建設業や製造業だけの問題ではありません。学校の教職員や石綿工場の周辺住民にも被害が広がっています。先日の新聞報道でも京都府立丹波自然運動公園の施設で天井の吹きつけ建材の一部が劣化し、アスベスト飛散の恐れがあるとしてその建物への立ち入りが禁止になっています。このように過去に多くの建物にアスベストが使われており、私たちもいつ被害に遭うか分かりません。 裁判で国は10連敗しています。京都訴訟第1陣は京都地裁では1人親方の保障は認めませんでしたが、国と企業の責任を認めました。大阪高裁では1人親方の保障も含めて全面勝訴でした。今、最高裁には、神奈川、東京、京都、大阪の原告団の裁判が行われています。

東電福島第一原発事故避難者健診

京都民医連が避難者健診をおすすめする理由

これまでに多くの医師・医学者が明らかにしてきたように、広島や長崎の原爆放射能によって、低線量の内部被曝というものが、長い年月が経過した後も人々の体に障がいを起こしうるという事実があります。今は異常がなくても原発事故による放射線障がいの危険性は軽視できません。継続的に甲状腺エコーを含む健康診断を受けていただくことによって、その変化を見ていくことができます。異常が見つかれば、専門の医療機関に紹介し、早期に治療を受けていただくこともできます。また、何十年後、自身や次世代に健康被害が出たときに、健診記録や手記などの行動記録は、原発事故と健康被害の因果関係を裁判で立証する大切な証拠になります。このような理由で健康診断を受けていただくことを強くおすすめします。