京都民医連で働く皆さん こんにちは

第14回京都学術運動交流集会(学運交) 実行委員長の中川裕美子です。京都民医連あすかい病院で院長をしています。メインテーマは

「コロナ禍で見えた社会保障の脆弱さ 命・憲法・綱領の視点で医療介護活動の2つの柱を深化させよう」です

新自由主義政策のもと社会保障制度、医療の供給体制は脆弱になっています。それでも私たちは地域医療を守るため懸命に働き、共同組織など地域とのつながりも大切に育ててきました。つながりは地域を守るセイフティネットであったと思います。しかしコロナ禍が世界を襲いました。つながりが断ち切られ、医療体制も崩壊し私たちのいのちや生活が危機にさらされています。このままではいけないと思います。

現場で患者さん、利用者さんに向き合い命を守っている職員の皆さん、本当にお疲れ様です。コロナ禍が長期化し疲労の蓄積を皆感じていると思います。私たち自身のこころと体も守らなければと思います。

よかったこともあります。経験したことのない感染症に向き合う中で私たちは多くのことを学び、実践してきました。院内感染対策の強化、予防・診断・治療の勉強、事業所同士の連携、行政(保健衛生センターなど)との連携や要望の出し方、患者さんの孤立を防ぐ電話訪問、オンラインによる会議、つながりづくり、心のケア・・私自身はこれらを皆さんと一緒に考え、形にする日々にいままでにはなかったやりがいや喜びを感じるようになりました。

学運交は開催も危ぶまれましたが、こんなときだから「つながり」を持ち続けたい、京都民医連に働く仲間が日々の医療・介護活動 保健予防活動、学術活動、経営活動などを交流する大切な機会をなんとかしてつくりたい・・そういう思いで実行委員は学運交の新しい形を模索してきました。そしてWEB開催という形になりました!ポスターや動画など見ていただけましたか?LINEお友達登録してくださいましたか?実行委員会事務局や各部企画主催者の力作です。限られた予算やスタッフで日常業務もしながらの作業です。そして皆さんの参加で命をふきこまれる学運交です。今までは勤務や育児・介護などで参加が難しかった方も自宅から企画に参加できます。

2月6日のプレ企画(WEB)には190人も参加してくださいました あかたちかこ先生の講演「楽しく学ぶLGBT」をお聞きしました。生きづらい思いをしているかたがおられるのだということ、そして相手を思いやることが大切なのだというメッセージをいただきました。2月23日本番の企画の案内動画も力作です。どの企画もWEB上のミーティングで参加となります。発表演題は1ヶ月視聴することができるように準備中です。 では皆さんで盛り上げていきましょう!